『崩れる 結婚にまつわる八つの風景』貫井徳郎

仕事もしない無責任な夫と身勝手な息子にストレスを抱えていた芳恵。ついに我慢の限界に達し、取った行動は……。30代独身を貫いていた翻訳家の聖美。ある日高校の同級生だった真砂子から結婚報告の電話があり、お祝いの食事会に招待されるが……。家族崩壊、ストーカー、DV、公園デビューなど、現代の社会問題を「結婚」というテーマで描きだす、狂気と企みに満ちた8つの傑作ミステリ短編集。

久しぶりに貫井さんの作品を読みました。
短編集ですが、どれも読みやすく、えぇー……、とちょっと寒い気持ちにさせられるお話が多いです。日常と狂気の境界線からちょっと、狂気に傾いちゃった瞬間、て感じでしょうか。
作品の中の一つは、あれよね、「世にも奇妙な物語」で観たやつだった。

崩れる 結婚にまつわる八つの風景 (角川文庫)

崩れる 結婚にまつわる八つの風景 (角川文庫)