『1Q84』村上春樹
発売されてすぐに初版本を購入したくせに、文庫が出る今まで手をつけていなかった大ベストセラー。そうです、文庫が出るというので慌てて読み始めました。
最近また巷を賑わせている宗教団体がイメージとして沸くのですが、物語はあくまで物語として別物になっております。章立てが二人(BOOK3では三人)の視点で描かれていて、伊坂さんの作品を思い浮かべてしまいましたが、伊坂さんのようにとても読みやすかったので驚いた。今までの村上春樹作品と言うと、書き方はすごく素敵なのですが、難解なところも多くて、むーん…と思ってしまう箇所がありまして。それがこの作品はそうでもなかった。ベストセラーになるのがわかるな。
BOOK1は1週間くらいかかって読みましたが、BOOK2は一日で読んでしまいました。BOOK3もどんどん読んでしまったのですが、読み終えるのがもったいなくて3日間かけて読みました。
BOOK2で終わったとしても、村上作品ならよくある放り出され方でしたが、BOOK3できちんと話が落ちていた。すごい。ベストセラーになっただけある。たくさんの読者にやさしい。
すごく読みやすくて、それなりに納得するお話でした。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: 単行本
- 購入: 45人 クリック: 1,408回
- この商品を含むブログ (1247件) を見る
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/05/29
- メディア: 単行本
- 購入: 40人 クリック: 432回
- この商品を含むブログ (925件) を見る
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: ハードカバー
- 購入: 70人 クリック: 2,125回
- この商品を含むブログ (644件) を見る