『奏者水滸伝 阿羅漢集結』今野敏

聖者として呼ばれた偉大な奏者は予言を残して死んだ。時は過ぎ、人を探し日本を旅する者たちがいた。北海道、沖縄、京都、川越で見出された四人の男たちは、僧侶・木喰の導きで終結し音楽業界を席巻した。

何でしょう。この世界は。分野で言うと何小説なのかわからないです。ファンタジー
今野敏さんの小説にミステリーを期待してしまう私としましては、導入から怪しい雲行きにページをめくる手が滞りがちだったのですが、なじみのある土地が出てくるとちょっと読む気もわいてくるわいな。
読み終えてみると、「で?」という感じになってしまったのですが、シリーズ化しているということは、それなりにこの世界を好いている方々がいらっしゃるということですよね。
ただ、私は、この1冊で良いかなぁ…と思います。何を伝えたいのかわからなかったです。センスがない私。

奏者水滸伝 阿羅漢集結 (講談社文庫)

奏者水滸伝 阿羅漢集結 (講談社文庫)