『レベル7』宮部みゆき

ずいぶん、昔の本…な気がする。
昔のイメージが強かったので、「昔」と「レベル」というのを組み合わせて、以前はやったテレビゲームがモチーフになっているのかしら?と勝手に想像して手をつけておりませんでした。
実際、読み始めてからは、「レベル」が何なのか全く分からず、物語の趣旨もつかめず、読み進めるのにひどく時間がかかってしまいました。
途中から(と言うか、本当にラストに近づいてから)やっと面白くなってきて、最終的には推理小説だったのかぁ…と、思いました。ファンタジーじゃない。
ラストの盛り上がりで、こんなに面白い話だったのか!と実感しながら読めるのですが、そこに行きつくまでが長い。最近思っている宮部みゆき乃南アサは、まわりくどすぎてめんどくさい感が、より一層強まってしまいました。とさ。

レベル7(セブン) (新潮文庫)

レベル7(セブン) (新潮文庫)