『短篇ベストコレクション―現代の小説〈2009〉』

なんて、贅沢な!短編集なんでしょう!!
そんな印象を受けます。だってだって、作者さんたちのラインナップがすごいのに、短編だけどしっかり話が成立して読んでいて様々な感動を受けました。
買う時には、「伊坂幸太郎」しか目に入らなかったのですが、ページをめくればめくるだけ知っている作家さんがザックザク。
琥珀浅田次郎、『まぶしいもの』伊集院静、『ごめん。』唯川恵、『明るい農村』高村薫、『豆を煮る男』森絵都、『キャッチライト』久保寺健彦、『嫁はきたとね?』新野哲也、『同窓会』角田光代、『明日を笑え』小路幸也、『昭和の夜』福澤徹三、『冤罪』今野敏、『フォーカス・ポイント』鈴木光司、『幻影』高橋克彦、『トキノフウセンカズラ藤田雅矢、『検問』伊坂幸太郎、『骰子の七つの目』恩田陸、『たてがみ』古処誠二、『ダガーナイフ』石田衣良、『女友達』江國香織、『厭だ厭だ』あさのあつこ、『ジョーカーの徹夜仕事』大沢在昌、『吸血花』清原康正
ご、豪華っ!!!
これだけあれば、もちろんただただ読み終えた的な物もあるけど、おおおおおっ、と思ったのは、唯川恵今野敏伊坂幸太郎あさのあつこ大沢在昌ですね。今野敏は最近ハマっているというのもあったのですが、ページを開いて登場人物の名前見たら、思わず叫んじゃいました。嬉しくて。伊坂さんのは『モダンタイムス』を読んだ後だっただけに、世界観がつかみやすかったです。

短篇ベストコレクション―現代の小説〈2009〉 (徳間文庫)

短篇ベストコレクション―現代の小説〈2009〉 (徳間文庫)