『ピース』樋口有介

埼玉県北西部の田舎町。元警察官のマスターと寡黙な青年が切り盛りするスナック「ラザロ」の周辺で、ひと月に二度もバラバラ殺人事件が発生した。被害者は歯科医とラザロの女性ピアニストだと判明するが、捜査は難航し、三人目の犠牲者が。県警ベテラン刑事は被害者の右手にある特徴を発見するが
……。

事件の舞台が馴染みのある地名だったので購入しました。ずっと、疑わしき人物にリードされ続けているような感じもありましたが、最終的には「あぁ!犯人はあの人か!?」と思えました。
でもまあ、なんていうか、本屋さんの手作りPOPで犯人の動機がほぼわかってしまっていた…というのが、ちょっと残念です。
あと、結局アレはなんだったの?とすっきりしないことも多々残ってしまったので、更に残念です。
あ、でも、文中に出てくる食べ物は美味しそうでした。生の野菜とか食べたくなりますな。

ピース (中公文庫)

ピース (中公文庫)