白夜行

公開して一カ月も経っていないのに、近所の映画館ではやっていないし、上映している所も一日2回の上映で、さらに行ってみるとお客さんも閑散としていて、結構驚いた。人気がないのかしら。
白夜行はドラマのイメージが強くて、小説を読んだ時も登場人物にドラマの面影を浮かべたりしてしまっていたのですが、堀北真希の雪穂も、高良健吾の亮司も良かった。特に亮司は本当に良かった。
船越英一郎があまり好きではない私としては、笹垣の家庭を映し出す演出に疑問を感じていて、そこが特に受け入れがたかったのですが、ラストの亮司との対峙しているシーンを見て、「あぁ…こういうことにしたかったのか…」と納得いたしましたが、それにしても解せない。こういうラストの心境もあるかもしれないけど、そうじゃないんじゃないか。と思う訳ですよ。
まぁ、何はともあれ、21:20から始まったレイトショー。映画館を出た時には日付が変わっていたというかなりの長丁場でしたが、長さを全く感じなかったので、かなりハマって観ていた訳です。
小説には小説の、ドラマにはドラマの、映画には映画の良さがありますな。
あ、登場人物で言えば、松浦役に田中哲司さんというのは、なかなか生生しかった。