『邪魅の雫』京極夏彦

久しぶりの京極堂です。買ってから読み始めるまでに1年以上かかって、読み始めてから読み終えるまでに2カ月かかりました。やっぱり京極堂は読む決意が必要ね。
今回は榎木津の縁談が絡んでいると序盤でわかるので、すごくワクワクしたのですがいつまでたっても榎木津が出てこず、次々と出てくる人名を整理するのに難儀しながら読み進めました。どれが誰で何の人だかこんがらがる。

結局は、頭がこんがらがったまま1000ページほど読み進め、1000ページ頑張ったご褒美のようにその後はグッと面白い展開になりました。
そして最後は榎木津ファンの私にとってグッとくる終わり方でした。榎木津も人の子でした。

文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)

文庫版 邪魅の雫 (講談社文庫)