『砂漠』伊坂幸太郎

ずっと手に入れたまま本棚にしまってあった伊坂幸太郎の新書。あるなー、あるなー。とウキウキしながら眺めていて、仕事が落ち着いたら読もうと思っていた一冊。てっきり『ゴールデンスランバー』だと思い込んでいたのですが、いざ手にとってみたら『砂漠』でした。おほほ。そういや、B6版だわ。
『魔王』がいまいちはまりきらなかった私としては、近い時期の作品である本作品には実はあまり期待していなくて、それが逆にこの本を面白く読ませてくれたようであります。
主人公・北村の大学生活を描いていて、普通の大学生活といってしまえば、本当にあるかもしれない大学生活のお話です。お話なのですが、描き方の妙というか、引き込まれて読みました。人物の魅力は相変わらずすごい。です。

砂漠 (Jノベル・コレクション)