『ラジオ・キラー』 セバスチャン・フィツェック/著、赤根洋子/訳

ド…ドイツ…。
珍しくドイツ作品を読んでみました。数週間前の王様のブランチ松田チョイスで紹介され、「翻訳本の割にスムーズに読めた」という優香の言うことを信じて、早速図書館に予約しました。図書館入荷直後(1番!)に借りるって快感…。

公明な犯罪心理学者でベルリン警察の交渉人イーラは、長女の
自殺に深く傷ついていた。そういう彼女に出動命令が下る。
ラジオ局に人質をとって立てこもった知能犯が、ラジオを使った
冷酷な殺人ゲームを始めたのだ。おまけに、犯人の要求は、
事故死した婚約者を連れてくるという不可解なもの。
交渉人イーラと犯人との息詰まるようなやりとりをはさんで、
事件は思いも寄らぬ展開へとなだれ込んでいく。
一気に読ませる、ノンストップ・サイコミストリー。*1

だそうな。だそうです。確かにノンストップ・サイコミストリー、ミストリー?でした。所々に「え?どういうこと!?」と深く引き込まれる箇所があり、衝撃、驚愕のラストに向かって臨場感のある書かれ方で話が進んでいくのですが、やはりカタカナの名前って…
終始、初めのページに書かれている登場人物紹介をチェックしながら読みました…。登場人物の名前は覚えづらいけど、話の展開はとても緻密に構成されていて面白かったです。

ラジオ・キラー

ラジオ・キラー

*1:王様のブランチHPより