告白

衝撃作。R15指定なのが頷けるという意味でも、話の展開的にも衝撃作ですね。
下妻物語』とか『嫌われ松子の…』とか『パコと魔法の…』の中島監督と読んだこともある『告白』のイメージが重ならず、予告CMを見れば見るほど謎は深まっていったので、本日ついに見てまいりました。
感想は・・・映画になることで、すごくストーリーが明確になって気がしました。原作を読んだ時は、もう何が何だか誰が正しいんだかわからなくなってしまっていたのですが、映画を見終わると明らかに悪いのが誰だったのかがはっきりしていて、他の人は皆なんだか救いのある(実際はまったく救われないのですが)感じがしました。
にしても、やっぱり描かれている13才の子どもたちは劣悪で、その「こわさ」は絶望感に襲われるほどでした。世も末。
松たか子さんの淡々とした演技とかがまた絶妙でしたねぇ。岡田将生の演じる教師は、純粋すぎるが故の悪。であり、何も考えてないよう考えていて、しかしそれはピントがずれていて、どうしようもねぇなぁ〜っていうのが、とてもはまり役だったように思います。
全体を通して、子どもたちの演技がすごい。
そして、映画を見た後特有の、視点が全く定まらない病にかかっております。勘で打ち続ける私。