フィッシュストーリー

前に『ラッシュライフ』をDVDで借りてきた時に、退屈してしまって見られなかった…というツライ過去があるのですが、これは制作が『アヒルと鴨の…』のチームだというので安心して見ました。そして面白かった。
色々な時代が一つの曲によってつながっていく…という伊坂さんの魅力満載の伏線＆回収ものがたりですが、映画でもきっちりつながっていました。回収しきれなかったところを、逆鱗の曲に合わせて映像でPVみたいに見せてくれて「あぁ、これがこうつながっていたのね」という種明かしがとても効果的でした。うんうん。
また、俳優さんたちもみんな良い人ばっかりで、大森南朋だけが二つの時代でああいう役を演じていて、それにはきっと何か重要な訳があってのことだろうなぁ、と、ちょっと考えましたが、あまり観た後にじっくり考えるのは嫌なので、ただ良かったと言いたいと思います。
伊坂は原作がいいけど、映画もなかなかよい。

フィッシュストーリー [DVD]