『真夜中のマーチ』 奥田英朗

何だか、本を読むのが、かったるい。そう思っている昨今でございますが、読んでしまえば面白く読めるのよね。
ひょんな出会いから運命共同体となった3人の若者が、闇の金10億円の強奪を企てて完全犯罪を目指す−といったお話ですが、二転三転する事態に引きこまれていくのは、奥田英郎のうまさなのでしょうか。というか奥田英郎は色々な話を書きすぎるので、イメージが定着しません。やっすい作家ような、名作家のような。

真夜中のマーチ (集英社文庫)

真夜中のマーチ (集英社文庫)