『密やかな結晶』小川洋子

小川洋子さんの本を読みました。これで3冊目位かしら。
静かな語りで物語が進んでいき、少しずつ少しずつ暗いところに落ち込んでいくという。贖えない絶望感みたいなのに怖さを感じました。そしてグロい。
物静かに語られると受け入れなくてはいけないんだろうなぁ…というイメージを受けるのですが、足を踏み入れられない世界ですよね。

密やかな結晶 (講談社文庫)

密やかな結晶 (講談社文庫)

舞台が、とある島ということで、かかし!と伊坂作品に移行してしまいがちな私は、暗い読後感の特効薬として伊坂さんの新書を買ってしまいました。本屋大賞ノミネートじゃないヤツ。