「暗いところで待ち合わせ」乙一

読みました。映画化される(された?)と聞いたので、そんな大外れではないだろうと思い、読んでみました。「警察に終われている男が勝手に目の見えない女性の家に黙って勝手に隠れ潜んでしまう」という物語だそうです。
泣いた。泣いたし、ドキドキしたし、ジンワリした。良かった。
作者の名前から勝手に想像していた、一種風変わりな世界はまるでなく、ジワ…と心の中に物語が広がっていく感じでした。作者観が間違っていた。あとがきを読んで、また一層変わった。人なつこい感じの人なのかしら。あと、「おといち」かと思っていたら「おついち」だった。

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)

暗いところで待ち合わせ (幻冬舎文庫)