やりきれないのが現実

作家になりたいと言っている友人に本を紹介してもらいました。
空中ブランコ』の無責任な感じとは異なり、色々積み上げられて書かれているミステリーでした。山場が彼方此方にあって、上下巻ずっと楽しく読みふけることができました。描かれる視点がコロコロ変わるけど決して読みにくくなく、むしろ視点が変わることを心待ちにしながら読み進めることもありました。
現実って夢とか理想とかじゃどうしようもない救いようのない部分があるんですよね。仕方がないけど物悲しいなぁと思いました。

邪魔(上) (講談社文庫)

邪魔(上) (講談社文庫)

邪魔(下) (講談社文庫)

邪魔(下) (講談社文庫)