悪人

話題作。目につく妻夫木の顔があまりよろしくなかったので、観る気がそれほど高まらなかったのですが、深津絵里があんな賞を取ったりするもんだし、岡田将生も出てるし、今日は休みだし…ってことで不意に観に行ってしまいました。
内容は…何だか重いですよねー。わかってはいたんだけど、観ていて辛くなる種類の。これは昔『手紙』を読んだ時にも味わった。『疾走』とか。なんだか、どうしようもない世界でもがいて苦しんでいる世界の。底の底の底の方で光が見えないタイプの。できれば触れたくない世界。そのせいか、観ていて深津絵里演じる女性に共感がまったくできなくて、さらにこの話に出てくる人たちがみんな救われないの。出てるあなたも観てる私も。うぅぅ。
あ、モロ師岡永山絢斗にはちょっと救われた。