『陽気なギャングが地球を回す』

なんだろう。なんでしょう。もうコレは中毒と言っても過言ではない。
ので、伊坂切れで精神的錯乱が始まりそうなので、チョイチョイとレンタルしてきました。(新書を買えばいい話ですが、金が…)
大沢たかおさんの美しい一重と、鈴木京香の絶対的美貌&クールに惹かれながら、ウットリ堪能しました。大沢たかおの成瀬、佐藤浩市の響野は、それぞれに合っていたのですが流石に同級生(だよね?)という設定は微塵も出てきませんでした。そりゃそうだ。
慎一も幼く、祥子も…すげー幼くない?こんな設定だったの?年の離れすぎた女房て設定なの?と、原作を読む時には勝手に大塚寧々をイメージしていたので、ココは納得できませんでした。ローサて。久遠の松田翔太は、どんどん良い顔になっていくね。松田龍平(兄)がどんどんアングラな感じになっていくのに反して、弟は一般受けしやすい俳優さんになるのかしら。
でもって、ストーリーは、あらあらこんなんなっちゃったんだ。て感じでした。原作にちりばめられていたちょっとした余談的なモノがバッサリなくなっていたり、訳わからない人が加えられていたり、ラストは「いやいや、それじゃ済まされないだろう」という感が否めないのですが、映画だからね。コレで良いのね。みたいな。原作でこの映画のままのストーリーだったら批判続出なんだろうね。美しく作り上げてある原作なだけに、この映画はおいしいとこ取りしたような、エッセンスだけ盛り込んだみたいな仕上げに感じられました。ラブかよ。
あと、映像になってしまうと、銀行強盗がスマートじゃないなぁ…と思った。人間の動作の限界かしら。
総じては、楽しかった。です。